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前回、テレビを見たはずみで嬉しくてダイエット方法の紹介を書きましたが色々と注意事項があるそうです!
5月6日(土)に、TBSの健康情報番組「ぴーかんバディ」が紹介した白いんげんダイエット法で、下痢や嘔吐を訴える人が数百人にのぼり、TBSはそのダイエット法を控えるように注意喚起を促しています。

経緯についてご紹介するために、番組の流れをまとめると次のようなものでした。

番組では、まず、太る原因は炭水化物にあるということを紹介します。

そのために、肉や脂肪が多い食品を食べるチームと、炭水化物が多い食品を食べるチームに分け、数週間後、炭水化物を多く食べたチームだけが太ることを紹介しました。

次に、その理由として、炭水化物を食べるとその分解物である糖が体内に入ることでインス(シュ)リンというホルモンが分泌される。そのホルモンによって糖が脂肪として蓄積されるからであると解説しました。

炭水化物が太る主因?そんなこと言い切っちゃって今後の番組大丈夫ですか…?。その後、専門家の意見として慶友生活習慣病研究所の工藤一彦氏を登場させ「日本人は昔から、ご飯を中心とした炭水化物をたくさん食べてきたせいで、脂肪より炭水化物の方が太りやすい体質」とコメント。

ナレーションで「日本人は体質的に、肉や脂肪よりも炭水化物で太りやすい」と繰り返します。

当然スタジオ内では、炭水化物が太る根本的な原因として議論されます。

そこで、登場するのが”炭水化物を食べても痩せる夢のような粉”(司会者談)。

ナレーションにおいては
「一緒に食べれば大好きな炭水化物をどれだけ食べても太らない魔法の粉」
「これさえあれば、炭水化物食べ放題」
「炭水化物を食べても太らずに、逆にウエストがすっきりする、夢の食材」
「炭水化物を食べても太らない、究極の成分」とその粉の特徴を連呼していました。

そしてその粉の成分名として紹介されたのがファセオラミンです。

番組とは関係ありませんが、私も3年ほど前に注目の商品としてファセオラミン入りのサプリを紹介しています。(記事はこちらより…)

話を戻しますが、番組では明治薬科大学の本橋登先生が登場して、ファセオラミンについて次のようにコメントします。

「ファセオラミンという成分が炭水化物の吸収を抑制して、体の外へどんどん排出してくれるんです」
「ファセオラミンを食事と一緒にとると、食べた炭水化物の約70パーセントがカットされると言われています」
「うれしいことに、ビタミンなどの栄養素はそのままで、炭水化物だけを排出してくれるのです」
「今、アメリカでは、ファセオラミンダイエットが非常にはやっているダイエットの一つなんです」
「… … …」

その後、いくつかのナレーションを挟み番組はファセオラミンを豊富に含む食品として白いんげんを紹介します。

ただし、白いんげんは普通に食べてもダイエットに効果がないと説明。

ダイエットに効果を発揮するには次のような食べ方にしなければならないとアドバイスをします。

<ダイエットに効果的な(と番組が紹介した)白いんげんパウダーの作り方>
写真は、オールアバウトより、花豆ゲンの親戚です。1、乾物の白いんげん豆を水であらい水気をよく拭き取ります。
2、3分間炒ります。
3、ミルサーなどで粉末にします。
4、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。
<食べ方>
1日100g(1食につき大さじ2杯)程度を、必ず炭水化物と一緒に食べる。

また、先の明治薬科大学の本橋登先生も再び登場し次のようにコメント。

「ファセオラミンは熱を加えすぎると壊れる心配があります、ですから(炒る時間は)2,3分程度にしてください」
「白インゲンを食べる量は、1日100g程度が適量だと思います」

番組では、途中「豆にアレルギーのある方やお腹をこわす状態が続いた方は食べないでください」などの注意喚起をおこないましたが、全体として白いんげんを夢のダイエット食材として取り扱ったといっても過言ではない状況でした。

結果、先の下痢・嘔吐を訴える視聴者を出してしまったというわけです。

TBS側の分析およびコメントは、TBS内のホームページに掲載されていますのでそちらをご参考ください。

最後に、ダイエットガイドが番組を見た感想としては、テレビ局の番組制作能力の高さに脱帽でございます。

ファセオラミンが要は消化不良を起させる成分であるので、それをとり過ぎると下剤の乱用をする人と似たような弊害が出ることは容易に想像がつきます。

おそらく明治薬科大学の本橋登先生は当然その程度のことは頭にあったはずなのに、スポットで登場させられることで完全なファセオラミンの信奉者のごとく紹介されていました。

ファセオラミン自体には今後の研究に私も大いに期待はしておりますが、にしても今の段階でファセオラミンに”究極””夢のような食材”と枕詞をつけるのは正直やりすぎだと思います。

また、以前も記事に書きましたが、究極を謳う番組に踊らされてダイエットをしているようでは、なかなか幸せになれないと思いますよ…。
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